平成17年11月16日、ブッシュ米国大統領が来日しました。京都に迎えた小泉首相と同大
統領の後方に日章旗と米国国旗が、直立型のインドアポールで掲揚されました。
この国旗セットは、当然、迎える側の日本が用意したもの、と思われそうですが実はそう
ではありません。意外や意外! 米国側の持参品(画像A)です。
注目すべきは、ブッシュ大統領の行き先き全てにその措置がとられているか、どうかです。
同大統領は韓国・釜山で開催されるAPEC参加のためアジアに来ていました。日本訪問を終え彼は
韓国へ向い韓国大統領との会談に臨んでいます。そして、その後、中国を訪ね中国首脳の歓迎を
受けました。
さて、両国とも日本同様に用意された国旗のセットがアメリカ側にお気に召さなかったのでしょうか。
いや、それは違います。韓国、中国とも自前の直立型がそれぞれ二者の背景にありました。
そうすると、アメリカが自国から持ち込んだ国旗セットを使うのは、日本だけの措置か!?
平成8年4月、クリントン元米国大統領の来日に際し、橋本竜太郎氏が総理大臣として東
京に同大統領を迎えましたが、今回同様、国旗セットは米国側の持参品(画像B)でした。
米国人はこのスタイルがお嫌い?
このような出来事は一見、ささやかな問題に見えますが、実は、単に形がどうのこうのでなくアメリカ
が外交の相手国に示すポリシーの高低の違いからくる現実でもありましょう。
もし、この意見が是とされるなら国の主体性はどうなっているんだ。と大きな声がきこえてきそうです。
今年4月、沖縄県で「第46回米州開発銀行年次総会」が開かれました。この国際会議に必
要としたメイン会場の加盟47か国の国旗群とポールも米国側の持参品(画像C)です。
ただ、ポールを支える台は日本側で制作していますが、制作仕様はワシントンにある事務
局の指示によります。幅約一メートルの中に5本でしたからポールとポールの間は20cm
です。形状は勿論直立です。
国旗のデザインを見せたがる日本の年配者には国旗と国旗の間が20cmなんて。とても理解
できないことでしょう。しかし、ここにも国旗は形式という国旗が持つ一面を見ることが出来ます。
1998年の長野オリンピック(画像D)も同様のことがありました。国際オリンピック委員会
(IOC)は大会の主管者である長野県に対し、使われた言葉は定かにありませんが「屋内
旗の掲揚は傾斜型でなく、直立型を用意するように」旨の通達があった由。実際、三脚式
並びに直立型を保有する弊社に問い合わせがあり、当初に納入しています。
今年10月、国立代々木競技場第1体育館で開催された「第3回チアリーディング世界選手
権大会」は、大会のムードアップ装飾に参加国の国旗を欧米並みに、アリーナに
140cm×210cmの大型旗を国旗スタンドで設置しています
華やかなイベントにはそれなりのセンスが必要なのでしょう。
クリック!・・・・この程度の品質アップがあれば米国側にも不満はないでしょう
[文責:国旗掲揚促進会] 更新日:平成22年1月26日 TOPへ